すこやか接骨院のブログです
はじめに
スポーツを頑張っている子供が腰の痛みを訴えるとただの筋肉痛かな?練習のやりすぎによる疲労かなと?と思いながら、保護者の方も医療機関を受診するかどうか判断にまようことがあるとがあるかと思います。腰椎分離症は早期発見がとても大切です。筋肉の疲労によるものと、分離症の疑いがある場合と専門家でも判断に迷うこともあります知識がない一般の方々には見分けるのは困難になってきます。そんな方々に読んでもらえると嬉しいです。
主に小5~中3までの子供が腰が痛い時訴えた時はどのようなことが考えられて、どのようような症状であれば医療機関へいくべきか、実際の症例とともに紹介します。
小5〜中3の間に腰に痛みを感じたら早期に医療機関を受診することをオススメします。初回の痛みであれば、早期の腰椎分離症(疲労骨折)の疑いがあるからです。特に下記の項目の中で1つでも当てはまり腰痛があれ、受診をしたほうがよいでしょう。
・うつぶせで寝たまま第4腰椎か第5腰椎の骨を上から親指の腹で押さえた時に痛みがある。
・痛みが良くなっていかない:痛みだしてから1~2週間安静にしているのに運動時の痛みが変わらず続いている
・運動時の痛みがある:立位で腰を後ろに反らす、捻る、横に倒すのいずれかの動きで痛みが強なくる。
・日常生活では痛くないが、スポーツ中に長い時間走っていると腰の左右どちらかに痛みがでてくる。
・体が硬い子:特にあおむけで膝を伸ばしたままももうらをストレッチするように挙上していくと45°~60°で太ももの裏側の筋肉がつっぱり感が強く出現する。太ももの裏側の筋肉が硬くて、立位で前屈して床に指先が届かない。
・スポーツで疲労が蓄積している:目安として運動を週15時間以上していおり、疲労がたまりやすい環境で練習をしている。
・痛みに我慢強い:注射や歯医者も平気な子
・立った状態で骨盤の前への傾きが強い子(そり腰)
もっとも注意するべき事は
1番怖いのは分離症があるのにその時、自然に放置していたらたまたま腰の痛みが落ちついて、(前にかがんだ際の腰の痛みは分離症があるから痛い訳ではない)そのあと再びちょっとしたキッカケでまた痛い、楽になるを繰り返して、分離症が徐々に進行していことです。(小5〜中1〜2の初回の腰痛の場合M R Iという精密検査をしないとレントゲンだけではほとんどわかりません、MRI検査も子供医療の対象になるところが多いと思います)
一般的な治療について
一般的な早期に発見された場合は一般的な治療として1日中(就寝時も)硬性コルセットで固定をします。基本的に絶対的な安静が必要になるため体育の授業やで走ったりする事も控えてもらったほうがよいでしょう。その間にコルセットをしたまま上肢や下肢を動かしたり、早期の骨癒合を期待して超音波治療器(オステオトロン)を患部にあてたります。2~3か月固定し定期的にレントゲンやMRIで状態を確認骨癒合していれば骨の部分は完治されることが多いです。コルセットを外してからは、今まで固定して固まっていた部分を動かしたり、特に股関節、背骨、肩甲骨周り柔軟性を高めたり、下肢体幹などの筋力強化を競技レベルにあわせて行っていきます。
発見が遅れた場合
痛みに我慢強いこやスポーツを休みたくないから我慢するこなど個人の背景は様々です。もし放置し続けて発見が遅れて分離が進行して中期~末期の状態だと骨癒合を得ることが期待できないケース多くみられます。また、大人になってから腰椎すべり症や脊柱管狭窄症といって腰の疾患にかかるリスクが高まることも考えられます。骨癒合できていないケースでも痛み自体は治まることがほとんどなので、スポーツ復帰も可能となります。その場合は医療機関へ通院することを推奨します。そこで、腰に過度な負担が掛からないようにする為のケアを日々おこないながら上手につきあっていく必要があります。
症例について
先日当院に来院された子は中1の男子でサッカーと陸上部です。サッカーの練習で走っていると、徐々に腰の真ん中に痛みが出現してきました。腰を反らした時に痛みが強くあり、腰の一番下の骨(第5腰椎)の横側を押さえた痛みが強くありました。当院で筋膜リリース・神経整体の施術を2回したところ、すぐに腰の痛みが半分以下になりました。しかし、腰椎分離症という疲労骨折の可能性もあると判断した為、病院へ紹介状を書き診察に行ってもらいました。
結果は、MRIの検査で分離症はなかったので、「接骨院の先生と相談してスポーツを再開していってください」と、整形外科医師に言われたとのことで再び来院されました。現在は1週間後に控えたサッカーの公式戦の為、出場にむけて1回/Wの頻度で通院しコンディションを調整中です。
身体の硬い箇所を評価したところ、特に太ももの裏側の筋肉が硬いことが原因で(ハムストリングス)骨盤の前方への動きが制限されていたので、その影響で腰椎への負担が増加していると考えられました。そこで、太ももの裏側の筋肉の柔軟性を向上させる目的で筋膜の調整をしていきながら、自宅ではジャックナイフストレッチという太ももの裏側の筋肉のストレッチを処方しました。腰痛のタイプによって腰へ負担をかけている筋肉が異なるため、ちゃんと評価をしてから硬い筋肉を狙ってストレッチをしていきます。
このように、病院で検査をしたほうがよいものか、筋肉や姿勢に由来するのもので、接骨院で治療をしたほうが競技に早期に復帰できるものかを、判断して適切な対応をしていくことが大切です。
桑名郡木曽岬町、桑名市長島町、桑名市、愛知県弥富市、飛島村で初期症状の子はもちろんですが、中期~末期の腰椎分離症でお悩みの方は是非とも当院にご相談ください。
すこやか接骨院では腰椎分離症の専門的な施術を行っており、筋膜リリース・神経整体で早期に痛み改善を目指します。その後、スポーツ復帰をしても痛みが再発しないようにトータル的にケアをおこないサポートをしていきます。
すこやか接骨院はあなたにいちばん近く地域で信頼される接骨院を目指しています。