
はじめに
今回ご紹介するのは、49歳女性のAさん。日常生活でたまに腰の違和感がある程度でしたが、股関節の痛みは今まで一度も経験がありませんでした。しかし4ヶ月ほど前から、朝起きて動き出すときや、長く座った後に歩き始めるときに、左の股関節あたりに痛みや違和感を覚えるようになりました。「そのうち治るかな?」と様子を見ていたものの、症状が増えてきたため、近所の整形外科を受診されました。はじめに病院でレントゲン検査を受けたところ、「臼蓋形成不全といって股関節の形が少し浅めですね。将来的に変形性股関節症になる可能性もあります」と説明され、「痛み止めの飲み薬」と「湿布薬」、それと「股関節の筋トレ方法が書かれた紙」をもらい、1週間に1度リハビリ(電気治療)に通いながら様子を見ることになったそうです。
この時点でAさんは「診てもらって安心した」と思ったそうですが、その後4ヶ月たっても痛みは残り、無理をすると強く痛むため、だましだまし生活していたそうです。

当院の考え
「股関節が浅い」と言われると、それだけが原因のように思ってしまう方も多いですが、形だけでは痛みの理由までは分からないこともあります。例えば、今まで痛みがなかったのに、ある日を境に急に股関節が痛み始めることはよくあります。その場合、実は「日々の姿勢」や「体の使い方のクセ」が大きく影響していることがあるのです。体の一部に負担が集中するような動き方をしていると、股関節まわりの筋肉が必要以上に頑張りすぎてしまい、疲れて固くなったり、神経が過敏に反応してしまうことがあります。こうした状態が、股関節まわりの痛みにつながっていることも珍しくありません。
施術と結果
Aさんが当院に来られたのは、病院を受診してから約8ヶ月後。お体の状態を詳しく見させていただくと、 • 骨盤が前に傾いている姿勢 • 股関節の前面にある筋肉(大腰筋)がとても緊張しているました。肩甲骨周りの筋肉がガチガチに固まってしまい背中が丸く、股関節に体重がかかりやすい状態になっていました。こういった状態は、無意識のうちに日常動作で繰り返されてしまうため、痛みがなかなか引かない原因になります。

そこで、まずは固くなった筋肉の緊張をやさしくゆるめる施術を行い、さらにご自宅でもできる正しい姿勢を意識した動きのトレーニングをお伝えしました。その結果、1週間に2回の通院を1か月ほど継続していただきました。そうすると日常生活での痛みはほとんど感じなくなったとのことでした。

なぜ良くなったのか?
Aさんの場合、「股関節の形」に問題があるのではなく、普段の姿勢や座り方、動きのクセが股関節まわりに負担をかけていたことが、痛みにつながっていたと考えられます。臼蓋形成不全(股関節の骨の形)は生まれつきのものですが、動き方や姿勢は変えることができます。だからこそ、筋肉の緊張をゆるめて、股関節にやさしい姿勢を身につけることで、痛みは改善していくのです。もし、「レントゲンでは異常がないけど痛みがある」「原因がはっきりしない股関節の痛みがある」「筋トレを続けているけど良くならない」など、似たようなお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

当院は初回は予約優先制です(予約なしでの当日受診も可) ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは 電話・LINEで受け付けております。 桑名郡木曽岬町、桑名市長島町、桑名市、愛知県弥富市、飛島村でお悩みの方は是非とも当院にご相談ください。 すこやか接骨院は、筋膜リリース・神経整体で早期に痛み改善を目指します。 あなたにいちばん近く地域で信頼される接骨院を目指しています。
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